2010年7月 2日 (金)

実は付かない方が良い?(コーヒーの木)

日本でカットバックするなら今!
以前、何度かお話ししているカットバック。
コーヒーの木が元気無くなってきたら、土面から30cm辺りの幹をバシッと切りましょう!というお話しでしたね。
海外の産地では、繰り返しカットバックを行うことで樹齢100年を越えるコーヒー木もあります。
<参考>
珈琲の木カットバックと長寿の秘訣
秋のカットバックと春の再生

もし昨冬の厳しい寒さで、コーヒーの木が元気無かったら・・・
今がチャンスです!特に初めてのカットバックなら、春~夏がオススメ。今カットバックすれば、秋頃にはきっと若葉が顔を出してくれでしょう。

もちろん秋になってからでも良いのですが、冬期は若葉が出ないので「本当に生きいるの?!」と心配になるかも知れません。幹だけの可哀想な姿のまま越冬なので、見ている方もちょっと悲しくなりますね。

花が咲いて実が付くと不格好に?
コーヒーの木は、アカネ科の常緑樹で観葉植物としても人気です。
ただコーヒー産地とは気候や地形等が異なるため、日本でコーヒーの花を咲かせるのは、とっても難しいです。
でも、もし木に花が咲いて実が付けば・・・自家製コーヒーも夢ではありませんね

ここで、一つ問題が。
一度実が付いた枝部分には、二度と実が付きません。つまり、幹に近い新しい枝部分にだけ実が付きます。
そうなると、年々枝がヒョロヒョロと伸びてきて観葉植物としての美しさはイマイチに。
そのため、観葉植物としてカットバックせずに育てたいなら、むしろ実ができない方が良いかも?と思いました。
園芸が苦手で花を咲かせることができない私が言うと、まるで開き直っているように聞こえるかも知れませんが・・・(はい、開き直っています)。

なお、今年3月末にカットバックした時の写真と、6月になって元気な葉が出てきた写真を「秘蔵!コーヒー豆知識」に掲載しました。カットバック前後の違いが分かるかと思いますので、よろしかったらご覧下さい。
※「秘蔵!コーヒー豆知識」から「コーヒーの実は付かない方が良い?」参照。


無農薬・有機栽培コーヒー豆専門店生豆屋(きまめや)
店長つぶやき(Twitter)

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2010年4月19日 (月)

失敗したかも?

確か、一昨日の未明だったでしょうか。
ものすごーく寒くて、布団から指1本も出したくない!と思ったのを覚えています。
さらに雨が降っていて、「もし雪に変わったらどうしよう・・・」とウトウトしながら心配していました。

「でも某サイトの天気予報は気温8℃と言っていたし。まぁ、下がっても5℃くらいで済むだろう・・・」と考えていたのですが、実際には雪(みぞれ?)が降っていたそうですね。
実は、コーヒーの木を外に出しっぱなしだったので・・・大失敗だったかも知れません。
まさか、この時期に雪になるとは思いませんでした。甘かったです。

次の日はポカポカ陽気だったせいか、コーヒーの木は別に問題無さそうでした。
でも、まだ分からないですね。
新芽が元気に出てきたら大丈夫な証拠だと思いますので、もう少し様子を見たいと思います。

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2009年11月18日 (水)

珈琲の木を室内に入れましょう♪

ご近所の方でまだ珈琲の木を室内に入れていない方は、今夜あたりが限界になります。これ以上屋外に置いておくと枯れてしまいますので、室内に入れてあげましょう~。
もちろん北国にお住まいだったら、とっくに入れてありますね。沖縄だったら、一年中屋外で大丈夫かも?
・・・ということで、地域によって違うと思います。
あ、あと木の丈夫さによっても異なるかも知れません。

経験上、だいたい5℃以下は危ないです。
別にこんなギリギリまで外に置いておかなくても良いのですが・・・毎年限界まで置いておきます。
これは、ハワイ出身の種子だけど日本生まれだし、日本の気候に少しでも適応してもらおうという親心からです。

・・・・うそです。
単に面倒臭いから、でした。
一応、この時期になると天気予報で最低気温だけチェックしています。チェックする暇があるなら、珈琲の木を入れてあげればいいのに。かわいそうな、我が家の木達。
でも、そのせいか(?)とっても丈夫に育っています。
毎年カットバックしても、めげずに芽を出してくれますし・・・。
本当にエライな~、と思うのでした。

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2008年11月19日 (水)

コーヒーの木を家に入れましょう!

だいぶ寒くなってきましたので、今夜あたりコーヒーの木を外に出しっぱなしにしていると枯れてしまう可能性大です。そのため、とりあえず家の中に入れてあげました。
もちろん、寒い地域にお住まいの方は、とっくに家の中へ入れていると思いますが・・・。

窓際が複数の鉢植えで占領されると狭くなるので、とりあえずビシバシと秋カットバックしました。
きっと来年の春には、元気に芽が出てくるに違いない!そう信じて待ちたいと思います。
あと、寒くなったら水のやり過ぎにも、ご注意下さい~

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2008年5月23日 (金)

秋のカットバックと春の再生

以前、コーヒーの木の長寿の秘訣は、幹を地上30cmくらいの所でバサッと切る「カットバック」だと、お話ししましたね。 詳しくはこちら
今日は、カットバックの時期について再検証してみたいと思います。

○秋カットバックの事情
コーヒーの種子を植えてから1~2年は、どんどん大きくなって嬉しい!と素直に成長を喜べるのですが・・・。
3年ほど過ぎるとだいぶ大きくなり、越冬時に暖かい部屋へ移すと結構場所を取るようになります。
そのため、毎年秋になると「コーヒーの木々をどこに置くか?」で悩むことになるのでした。
※種子の発芽率は高く、害虫にも比較的強い木ですが、寒さにだけは弱いです。そのため、屋外へ置きっぱなしにすることはできません。(一部の地域では屋外栽培可)

昨年の秋は、大きくなったコーヒーの木の置き場に困り果てて、とうとう「秋カットバック」を強行しました。
#本当は、生命力の強い4月~5月頃のカットバックががおすすめです。

おかげで冬の間、私は部屋を広く使えて快適に過ごせたのですが・・・。
コーヒーの木々は、冬場の寒い時期に幹だけの姿で過ごすことになり、ちょっと可哀想でした。さすがの私も罪悪感があり、水やりするたびに「春になったら元気になろうね」と声をかけていました。

○そして復活!
暖かくなり、屋外へ置けるようになると・・・
6本カットバックしたうち、5本の木から元気な葉が出てきました!
カットする前よりも葉が元気になっていて、とても嬉しかったです。葉が出てこなかった木も1本ありましたが、「これから葉が出るかも?」と、少しだけ期待をしています。

秋だったせいか100%成功にはなりませんでしたが、「大きすぎて邪魔」「葉に元気が無くなった」という時には、思い切ってカットバックし、また一からやり直すのもおすすめです。

Cutback_4


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2007年12月16日 (日)

カットバックとコーヒーの木・長寿の秘訣

前回は、シェードツリーが無いとどうしてコーヒーの木に農薬が必要か?についてお話しましたね。
今回は、コーヒーの木が長生きできる秘訣についてお話したいと思います。

○カットバックとは?
数年に一度、コーヒーの木の幹を地上30~40cmくらいの所でバサッと切ることです。このカットバックを適切に行うと、コーヒーの木はとても長生きすると言われています。
私がハワイ島コナで見た一番古い木は、樹齢100年以上ということでしたが、カットバックを繰り返し行い、しっかり実を付けていました。
#ただし、味わいの方はイマイチになっているということで、飲用コーヒーの実としては出荷していないということでした。

具体的なカットバックの方法は、コーヒーの幹を容赦なくバサッと切るだけです。
私はその話を聞いた時、「なんて勿体ないことを・・・」と思いました。恐らく自分が育てている木で、葉を剪定することはあっても、カットバックをすることは無いだろうと。

○カットバックに挑戦!
しかし。実際に自分でコーヒーの木を育てていて、樹齢が4年目になった時のこと。越冬で元気が無くなり葉が落ちてしまった様子を見て、カットバックのことを思い出しました。

「もしかしたら・・・日本でもうまくできるかも?」
どうせ元気も無いし。春になり温かくなってきたので、試してみることにしました。

枝キリばさみで、植木鉢の土から30cmくらいの所でバチッ。
「あー、取り返しの付かないことしちゃったかな~。ま、いいか。」

そして数ヶ月後。元気に、幹から枝葉が出てきました!
一鉢に5本の木が植わっていてそのうち3本をカットバックしたのですが、残りの2本の木も元気が出てきました。
カットバックをすることで、鉢全体が元気になった感じです。

すべての木でうまく行く保証はありませんが、「もうダメかも」と諦めかけた時には挑戦してみるのも良いかも知れません。
#コーヒー産地では収穫後にカットバックしますが、日本では春~夏頃の温かい時期に行う方が無難だと思います。

あと、カットバックはしなくても、夏に増えすぎた葉が密集しているようでしたら、適当に剪定してあげて下さい。
葉をプチプチとって、全体的に「ちょっと空いたかな?」程度にすればOKです。
植木鉢という限られたスペースでは、栄養を取り合ってしまわないように、また日差しが遮られたり風通しが悪くなって病害虫が蔓延しないように、適度な剪定はした方が良いと思います。
#写真は、カットバックした後に枝葉が出てきたところを撮ったものです。
Photo_2

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2007年5月17日 (木)

コナコーヒーの木の種子をプレゼント!

お待たせしました~。
ただいま、コーヒー豆3,500円(税別)以上をお買い上げのお客様全員に、ハワイコナの種子3粒をプレゼント中です!詳しくは、こちら

コーヒーの木は結構強い植物ですので、冬場の寒さや水のやりすぎ等を気をつけていただければ育てやすいと思います。私のような超面倒くさがり屋でも、3年以上育てているのですから・・・。園芸好きの方だったら、余裕で大丈夫でしょう。

今年は本当に収穫量が少なかったため、たった3粒のプレゼントになってしまいました。本当にどうもすみません。
でも発芽率が高いので、ご自宅で育てていただくなら十分だと思います。
プレゼントにはコーヒーの木の育て方の説明も付いておりますので、よろしかったらお試し下さい~。

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2006年8月10日 (木)

発芽の便り

Coffeetree040415meya春にプレゼントで配ったハワイコナコーヒーの種子ですが、全国各地から「芽が出てきました~」との喜びの声が届いています。今は夏なので、1ヶ月半くらいで発芽したケースが多いようですね。
もちろん気候によっても発芽の時期が異なると思いますので、「まだだけど・・・」という方も気長にお待ちいただければと思います。
写真は、2004年4月(上)と5月(下)に撮影したものです。

Coffeetree040511kima
コーヒーの種子をよっこいしょ!と持ち上げて発芽する様は、とてもかわいいですね。思わず「頭が重そうだけどガンバレ!」と応援したくなります。
いくら重そうでも、絶対に種子を取ったりしないでくださいね。その中にはこれから出てくる葉が入っていて、外に出る準備をしている所ですから。

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2006年6月 6日 (火)

コーヒーの木栽培日記2006.6

ものすごく久しぶりに、コーヒーの木栽培日記を更新致します。最後に更新してから1年以上経ってしまいましたね・・・どうもすみませんでした。過去の栽培日記はこちらから。

さて。冬生まれ、発芽第一号「きーま」の写真です。
Kima20066分かります?「きーま」は、左側のボケて写っている方です。右側の元気な方は、「きーま」と同じ時期に植えて1年半後に発芽したもので「きーまJr.」といいます。1年以上も土の中で種子のまま埋まっていて、「きーま」が弱ってきた頃にひょっこりと出てきました。
こいつはもしかすると、「きーま」の敵か?!とも思いましたが、そう考えると腹が立ったのでJr.ということにしておきました。
とりあえず、「きーま」はかなり調子が悪い感じです。写真でもピントが合わないくらい・・・私の撮影が下手なだけっていう話もありますけど。
「きーま」「きーまJr.」とも、約10cmの高さでした。Jr.の成長がやけに早く、「きーま」が心配です。

6月中に、「きーま」の生き残りをかけて植え替えをする予定です。大きすぎた鉢→小さい鉢への植え替えです。何でも、大きすぎる鉢に植えると、かえって木が小さく育ってしまうそうです。いや~、知らなかったです・・・・。
皆さんも植え替えするときは、大きすぎる鉢にしないようにくれぐれもご注意下さい。


次に。「めーや」のご紹介です。
こっちは、まだ元気ですね。全長10cm程度で小柄です。やっぱり冬生まれは小柄になってしまうのでしょうか。
Meya20066


最後に、1~7号の中で一番元気の良い「名無しちゃん達」をご紹介します。
Nanashi20066全長55cmで、とっても元気。夏生まれで、今年もどんどん伸びています。これから秋にかけて、さらに伸びそうな感じ。とりあえず、夏場は土が乾かないように、マメに水やりをしたいと思います。

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