水出しコーヒーと挽き加減
○色々な茶葉で実験
珈琲だけでなく、紅茶・緑茶・ほうじ茶等々。色々な茶葉で「水出しの実験」を行ったところ、新しい発見がありました。細かい茶葉と、大きな茶葉では、抽出速度や味の濃さが全然違うことが分かったのです。
どちらが早くて濃かったかというと、意外にも大きな茶葉の方でした。
ということは。
もしかすると、コーヒーも粗く挽いた方が抽出が早いのかも?
「ホットコーヒー」は、細かく挽いた方が濃くなるけど・・・。
「水出しコーヒー」は逆に、粗く挽いた方が濃くなるかも知れない!
そう思ったらジッとしていられず、すぐに水出しコーヒーで実験してみました。
○挽き加減を変えて実験!
抽出方法は下記の2種類で、当店の深煎り豆を使用。(1)は2日間、(2)は24時間かけて抽出しました。
味わいの違いがはっきりと分かるように、それぞれの方法で「極粗挽き」と「極細挽き」で抽出して比較してみました。
(1)水出しコーヒーバッグ
(2)水出しコーヒーポット
○結果と考察
(1)(2)とも、下記の通り同じ結果となりました。
極「細」挽き:苦みが少なく、まろやかな味わい。優しい喉ごし。
極「粗」挽き:苦みが強く、濃い味わい。刺激的な喉ごし。
ということで。
予想通り「水出しコーヒー」では、粗挽きの方が苦みが強く、濃くて刺激的な味わいに仕上がりました。濃い、といっても味わいだけの話で、コーヒーの色は殆ど違って見えませんでした。
細挽きと粗挽き、どちらが美味しいか? は、個人の好みによると思います。まろやかな味わいが好きな方は、細挽きで。強い苦みが好きな方は、粗挽きにしてみてはいかがでしょうか。
ブラックなら細挽き、ミルクで割るなら粗挽き、という風に分けても良いですね。
ちなみに、当店で挽くときは(1)コーヒーバッグは細挽き、(2)コーヒーポットはメーカー推奨の細め中挽きにしております。
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コメント
水出しはまろやか~なのがいいですよね。
麦茶用ポットで、まったり抽出しようと思います。
投稿: カイン | 2006年8月 7日 (月) 22時47分
水出しコーヒーバッグは時間はかかりますが、本当にまろやかでおいしいですね。私も大好きです。
投稿: よしえ | 2006年8月 8日 (火) 13時09分