一昨日、某大手パン屋さんでアップルパイという名のパンを購入したところ、ほとんどリンゴが入っていませんでした。カスタードクリームの上に、薄いリンゴが少しだけ・・・。これじゃあ、クリームパンのリンゴ添えだなぁ、、、と悲しくなりました。
すごーくアップルパイを食べたくなったので、昨日諦めきれずにケーキ屋さんで購入。
今度は甘過ぎて、やっぱり違う!

ということで、リンゴとバター買ってきて、自分で作りました。
折パイ生地を作るとすごく大変な作業になりますが、私が作る生地だと簡単!早い!洗い物が少ない!!でもリンゴがたっぷり入っていて、大満足の味わいでした。
私が適当に考えたレシピですが、ここでご紹介したいと思います。
中身のリンゴは、面倒なので生のまま、白桃と合わせて使うのがポイント。白桃って、煮リンゴと味が似ているって気付いてました? できあがると、リンゴの味しかしないから不思議。
<材料:直径22cmグラタン皿>所要時間:作るのに30分、焼くのに30分
・薄力粉 300g(ふるう必要無し)
・バター 150g(よく冷えたものを1cm角のサイコロ状に切っておく。)
・リンゴ 中3個
・桃缶(白桃) 小1缶分(水気は切っておく)
・シナモン 小さじ1
・砂糖&塩 適量
・片栗粉 大さじ1
<作り方>
(1)ボールに薄力粉を入れ、バターを放り込み、手でバターを細かくなるまで潰しながら混ぜる。好みで、砂糖大さじ3、塩少々くらいを適当に入れる。

(2)サラサラした状態(写真)になったら、水(分量外)を約80ccくらい入れて、軽く混ぜる。決して練らない。
(3)水が行き渡ったら、丸めてラップに包み冷蔵庫へ。
(4)リンゴと白桃をイチョウ切りにし、シナモンと片栗粉をまぶす。好みで、砂糖大さじ5くらい入れる。
(5)冷蔵庫から(3)を取り出し、半分ずつに分けて、それぞれめん棒で丸くのばす(直径24cmくらい)。ラップで挟んでのばすと、台が汚れなくて洗い物が楽。
※皿が深い場合は、下に敷く分は5分の3、上にのせる分は5分の2、くらいに分けると良い。
(6)グラタン皿に薄くバターを塗り(分量外)、(5)の片方を敷いて、(4)をドサッと入れる。

(7)上から(5)の残りをかぶせて、好みで溶き卵(分量外)を塗る(写真)。卵を塗ると、ツヤツヤ美味しそうな色に仕上がる。
(8)ナイフで、上から切り込みを数カ所入れて、空気穴を作る。
(9)190℃に温めたオーブンに入れて、30分焼いたら出来上がり!
※オーブンによって、焼く時間は適当に調節して下さい。

お菓子作りでは、砂糖の分量って重要なのですが。このアップルパイに限っては、本当に適当で大丈夫です。砂糖を控えたい人は少なめに。甘みしっかりが好きな方は多めにして下さい。
ポイントは、生地を練らないこと。ポロポロ崩れそうかな?くらいの堅さに仕上げて冷蔵庫に入れて下さい。
あと、オーブンはよく温めておくこと。最初からしっかり適温で焼くのが、パイをサクサクに仕上げるコツです。
ちなみに、私は火力の強いガスオーブンを使っています。電気オーブンの場合は、焼く時間が少し変わってくるかも知れませんね。生焼けにならないように、様子を見ながら調節してみてください。
で。合わせるコーヒーのことも書かないと! コーヒー豆屋の店長であることを、忘れちゃいけません。
生フルーツで酸味の強いケーキだと、コーヒーはあまり合いませんが。アップルパイのように火が通ったフルーツなら、コーヒーととても良く合います。
今回のレシピだと甘み控えめなので、中煎り~深め中煎りのコーヒー豆がピッタリですね。ということで、生豆屋の有機栽培さわやかブレンドで合わせたいと思います。
<参考>
(1)煮リンゴを詰める場合は、リンゴ4~5個をイチョウ切りにし、水大さじ5+砂糖大さじ5+塩少々と一緒に10分ほど弱めの中火で煮ます。仕上げに水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、シナモンを加えて冷ましてから詰めましょう。
(2)生リンゴを詰める場合、リンゴが大きめのときは片栗粉の量も増やして下さい。(水分が多く出るため)
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