2018年6月12日 (火)

手術後のホルモン療法とコーヒー(乳がんと珈琲 その3)

前回は「乳がんの種類とミルクなどの影響」についてお話ししましたね。
今回は、術後に摂取することが多いホルモン剤とコーヒーについての研究結果についてお話ししたいと思います。


cafe 手術後のホルモン療法とコーヒー
ホルモン療法は、乳がん全体の60~70%程度を占める「ホルモン受容体陽性タイプ」に有効といわれています。
手術後にタモキシフェン等のホルモン剤を摂取することで再発を予防する効果が、また進行・再発乳がんでは進行を抑える効果が期待できます。

さて、このホルモン剤(タモキシフェン)を飲んでいる場合、コーヒーはどのように影響を及ぼすのでしょうか?
比較的副作用の少ない薬ではありますが、できるだけ薬の効果を損なわないように日々気をつけたいですね。

以前は、コーヒーの利尿作用で薬の吸収が阻害されると言われていました。しかし最近の研究では、むしろ乳がんの再発防止に効果的との研究結果が出ていますので、ご紹介したいと思います。

 

cafe ホルモン剤と1日2杯のコーヒーで効果
スウェーデンのLund大学で、乳がん患者1,090人を対象に実施した調査によると、毎日コーヒーを2杯飲むことで、タモキシフェンがさらに効果的に作用する可能性が高いことが分かりました。同研究はまた、コーヒーに含まれるカフェインとコーヒー酸が乳がんの増殖を遅らせる可能性も明らかにしています。

タモキシフェンを服用し、毎日少なくとも2~5杯のコーヒーを飲む女性は、コーヒーを1杯以下飲む(または全く飲まない)女性に比べて、乳がん再発のリスクが約半分であったということです。

この研究結果を受けて、「無理に沢山のコーヒーを飲むことについては要注意」という指摘も多く見られました。カフェインの摂りすぎによる体調不良についても考慮する必要があると。
確かに、私みたいにカフェイン耐性がついている人には問題無いですが、慣れていない方は気をつけた方が良いかも知れません。
ただ、もしコーヒーがもともと大好きだけど乳がんの薬を服用しているから心配・・・という方には、安心して飲んでいただければと思います。

その他の注意点として、肥満もリスクの一つと言われていますね。
乳がんに限らず生活習慣病予防には、食べ過ぎず、バランスのとれた食生活、歩いたり泳いだりなど適度な有酸素運動がとても効果的と聞いています。
私も健康のため毎日運動をしていますが、食べ過ぎず・・・は、なかなか実行できません。ご飯が美味しくて、ついつい^^;

以上、乳がんとコーヒーについて3回に分けてお話ししました。
また何か新しい情報が入りましたら秘蔵!コーヒー豆知識でお知らせしたいと思います。

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乳がんの種類とミルクなどの影響について(乳がんと珈琲 その2)

前回は「乳がんとコーヒーの関連性」についてお話ししましたね。
今回は、乳がんの種類とミルクなどの影響についてお話ししたいと思います。


cafe 乳がんの種類と牛乳・豆乳の影響
乳ガンは大きくわけて5種類、そのうち全体の60~70%程度を占めるのは「ホルモン受容体陽性タイプ」です。
これは女性ホルモンであるエストロゲンをエサとして増殖するガンで、ホルモンの働きを抑える薬を服用することでコントロールするのが主流になっています。

前回「コーヒーは乳がん予防の可能性大だけど、一緒に牛乳(または豆乳)を沢山摂取するのは黄信号」とお話ししました。これは牛乳(または豆乳)が女性ホルモンに影響を及ぼすかも可能性を否定できないからです。

・牛乳にはごく微量の女性ホルモン(エストロゲン)が含まれる
・豆乳には大豆イソフラボンが多く含まれ、女性ホルモンに似た働きをする
・・・ことが分かっています。

牛乳については「女性ホルモンはごく微量で、体に影響を及ぼすとは考えられない」という研究結果が多数を占める一方、「大いに影響がある」という結果もありました。
また乳製品をより摂取するアメリカ人の方が、乳がんにかかる人の割合が高いこと。あまり乳製品を摂らない中国では乳がんにかかる人の割合が少ないことを考えると、間接的に影響があるのかも?と少し心配にもなりました。

あと豆乳は、以前お話しした通り「大豆イソフラボン」の女性ホルモンに似た強力な作用があります。
女性らしさを保つために積極的に大豆製品やサプリメントを摂る人も多いですが、女性ホルモンの影響を受けやすい乳ガンのことを考えると悩ましいところです。

もちろん「適量飲む分には大丈夫では?」というご意見も理解できます。
牛乳や豆乳をコーヒーに合わせると、まろやかになって大変美味しいですからね。
ただ、せっかく乳がん予防効果が期待できるコーヒーを飲むのに、それを打ち消す可能性のものを一緒に摂取するのはどうかなと思ってしまうのでした。私は石橋を叩いて渡る性格なので、仕方無いですね。

 
cafe 代替ミルクの提案
「ホルモン受容体陽性タイプ」乳がん経験者(または心配な方)でどうしてもブラックコーヒーが嫌でしたら、牛乳や豆乳の量を減らしてみてはいかがでしょうか。新鮮でまろやかな味わいのコーヒー(できればオーガニックのもの)でしたら、そんなに沢山ミルクを入れなくても十分楽しめると思います。

その他、アーモンドミルクやライスミルクで代用してみるのも一つの方法かと思います。
アーモンドミルクは、他のミルクと比べて糖質が少なく食物繊維が多いのが特徴。牛乳と似た食感で、コーヒーにもよく合います。アーモンドの香りがお好きでしたら、試してみてはいかがでしょうか。

また、ライスミルクは日本ではあまり聞きませんが、私がよく滞在するオークランドではスーパーで普通に買うことができます。玄米の香ばしさと甘みが特徴。糖質は牛乳より少なく、食物繊維はアーモンドミルクと同じくらい豊富です。食感は牛乳よりも軽い感じですが、コーヒーにも意外とよく合います。

自家製アーモンドミルクとライスミルクの作り方をネット上で見つけましたので、興味のある方は秘蔵!コーヒー豆知識のページの一番下からご覧下さい。

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乳がんとコーヒーの関連性について(乳がんと珈琲 その1)

前回は「はじめてのバリスタトレーニング」についてお話ししましたね。
今回は、乳がんとコーヒーの関連性についてお話ししたいと思います。


cafe コーヒー飲むと乳がんのリスクが上がるの?
先日、学生時代からの友人とカフェで話す機会がありました。
彼女はつい最近乳がんの治療が完了し、現在は仕事復帰を目指しているそうです。

日本人女性の11人に一人(アメリカでは8人に一人)が乳がんになると言われていて、決して珍しい病気ではありません。
一口に乳がんと言っても色々な種類があり、それによって治療法も異なるそうです。

話が脱線しましたが、彼女から「コーヒー飲むと乳がんのリスクが上がるの?」という質問を受けましたので、その答えを皆さんにもご紹介したいと思います。

 

cafe 調査結果より
1985年に3,000人以上の女性を対象に行われたアメリカの調査では、コーヒーと乳がんの関連性は無いとされました。
2011年にスウェーデンで行われたさらに大規模な調査では、閉経後の女性にとってはむしろコーヒーを摂取した方が乳がんのリスクを減らす可能性をがあると言っています。

2013年に行われた大規模なメタ分析(複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること)では、研究数37、患者59,000人以上を対象に分析し、コーヒーと乳がんの関連は無かったこと、そしてやはり閉経後の女性にはリスクを減らす可能性があることを発表しています。

そして2015年にヨーロッパで行われた調査でも、コーヒーは閉経後の女性の乳がんリスクを減らす可能性があるとし、さらにカフェインが入っているものが効果的で、デカフェ(カフェインレス)ではその効果はみられなかったということです。

 

cafe 店長の考察
コーヒーと乳がんについて沢山研究されていますが、全体的に悪影響は無く、むしろ閉経後の女性にとっては乳がんリスクを減らす効果があるという結論が多いです。
特に、カフェインに効果があるようで、乳がんリスクを考えるとデカフェよりも普通のコーヒーを飲む方がお勧めです。

ただ大規模調査なので、患者さん達がどのような方法でコーヒーを飲んでいたかが触れられていません。
つまりドリップコーヒーなのか、エスプレッソ&牛乳たっぷりコーヒーなのか。海外の研究なので缶コーヒーは殆ど無いとは思いますが、コーヒーの種類が気になります。

私はコーヒー自体は乳がんのリスクを減らすと考えていますが、ミルクや豆乳たっぷり、砂糖たっぷりのコーヒーを1日に何杯も飲むことに関しては黄信号だと思っています。
これについては賛否両論あるかと思いますが、疑わしいものは避けたいので・・・

とりあえず友人には「コーヒー主体になるように、ミルク少なめ、砂糖はできるだけ入れないで」とアドバイスしました。
彼女は砂糖不要なので、いつも飲んでいる豆乳ラテをブラックにしてみるそうです。

次回「乳がんとコーヒー その2」では、乳がんの種類とミルクなどの影響についてお話ししたいと思います。

※引用元については、秘蔵!コーヒー豆知識のページ一番下からご覧下さい。

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2018年3月11日 (日)

乳がんとコーヒー その2「乳がんの種類とミルクなどの影響について」

前回は「乳がんとコーヒーの関連性」についてお話ししましたね。
今回は、乳がんの種類とミルクなどの影響についてお話ししたいと思います。

乳がんの種類と牛乳・豆乳の影響

乳ガンは大きくわけて5種類、そのうち全体の60~70%程度を占めるのは「ホルモン受容体陽性タイプ」です。
これは女性ホルモンであるエストロゲンをエサとして増殖するガンで、ホルモンの働きを抑える薬を服用することでコントロールするのが主流になっています。

前回「コーヒーは乳がん予防の可能性大だけど、一緒に牛乳(または豆乳)を沢山摂取するのは黄信号」とお話ししました。これは牛乳(または豆乳)が女性ホルモンに影響を及ぼすかも可能性を否定できないからです。

・牛乳にはごく微量の女性ホルモン(エストロゲン)が含まれる
・豆乳には大豆イソフラボンが多く含まれ、女性ホルモンに似た働きをする
・・・ことが分かっています。

牛乳については「女性ホルモンはごく微量で、体に影響を及ぼすとは考えられない」という研究結果が多数を占める一方、「大いに影響がある」という結果もありました。
また乳製品をより摂取するアメリカ人の方が、乳がんにかかる人の割合が高いこと。あまり乳製品を摂らない中国では乳がんにかかる人の割合が少ないことを考えると、間接的に影響があるのかも?と少し心配にもなりました。

あと豆乳は、以前お話しした通り「大豆イソフラボン」の女性ホルモンに似た強力な作用があります。
女性らしさを保つために積極的に大豆製品やサプリメントを摂る人も多いですが、女性ホルモンの影響を受けやすい乳ガンのことを考えると悩ましいところです。

もちろん「適量飲む分には大丈夫では?」というご意見も理解できます。
牛乳や豆乳をコーヒーに合わせると、まろやかになって大変美味しいですからね。
ただ、せっかく乳がん予防効果が期待できるコーヒーを飲むのに、それを打ち消す可能性のものを一緒に摂取するのはどうかなと思ってしまうのでした。石橋を叩いて渡る性格なので、仕方無いですね。

 

代替ミルクの提案

「ホルモン受容体陽性タイプ」乳がん経験者(または心配な方)でどうしてもブラックコーヒーが嫌でしたら、牛乳や豆乳の量を減らしてみてはいかがでしょうか。新鮮でまろやかな味わいのコーヒー(できればオーガニックのもの)でしたら、そんなに沢山ミルクを入れなくても十分楽しめると思います。

その他、アーモンドミルクやライスミルクで代用してみるのも一つの方法かと思います。
アーモンドミルクは、他のミルクと比べて糖質が少なく食物繊維が多いのが特徴。牛乳と似た食感で、コーヒーにもよく合います。アーモンドの香りがお好きでしたら、試してみてはいかがでしょうか。

また、ライスミルクは日本ではあまり聞きませんが、私がよく滞在するオークランドではスーパーで普通に買うことができます。玄米の香ばしさと甘みが特徴。糖質は牛乳より少なく、食物繊維はアーモンドミルクと同じくらい豊富です。食感は牛乳よりも軽い感じですが、コーヒーにも意外とよく合います。

自家製アーモンドミルクとライスミルクの作り方をネット上で見つけましたので、興味のある方は下記リンクからご覧下さい。

正しいアーモンドミルクの作り方」 cookpad
香ばし玄米ライスミルク 自家製」 cookpad

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2018年3月 9日 (金)

乳がんとコーヒー その1「乳がんとコーヒーの関連性について」

メールマガジン「コーヒーの本当の話303号」より転載致します。
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前回は「はじめてのバリスタトレーニング」についてお話ししましたね。
今回は、乳がんとコーヒーの関連性についてお話ししたいと思います。


コーヒー飲むと乳がんのリスクが上がるの?
先日、学生時代からの友人とカフェで話す機会がありました。
彼女はつい最近乳がんの治療が完了し、現在は仕事復帰を目指しているそうです。

日本人女性の11人に一人(アメリカでは8人に一人)が乳がんになると言われていて、決して珍しい病気ではありません。
一口に乳がんと言っても色々な種類があり、それによって治療法も異なるそうです。

話が脱線しましたが、彼女から「コーヒー飲むと乳がんのリスクが上がるの?」という質問を受けましたので、その答えを皆さんにもご紹介したいと思います。

 

調査結果より
1985年に3,000人以上の女性を対象に行われたアメリカの調査では、コーヒーと乳がんの関連性は無いとされました。
2011年にスウェーデンで行われたさらに大規模な調査では、閉経後の女性にとってはむしろコーヒーを摂取した方が乳がんのリスクを減らす可能性をがあると言っています。

2013年に行われた大規模なメタ分析(複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること)では、研究数37、患者59,000人以上を対象に分析し、コーヒーと乳がんの関連は無かったこと、そしてやはり閉経後の女性にはリスクを減らす可能性があることを発表しています。

そして2015年にヨーロッパで行われた調査でも、コーヒーは閉経後の女性の乳がんリスクを減らす可能性があるとし、さらにカフェインが入っているものが効果的で、デカフェ(カフェインレス)ではその効果はみられなかったということです。

 

店長の考察
コーヒーと乳がんについて沢山研究されていますが、全体的に悪影響は無く、むしろ閉経後の女性にとっては乳がんリスクを減らす効果があるという結論が多いです。
特に、カフェインに効果があるようで、乳がんリスクを考えるとデカフェよりも普通のコーヒーを飲む方がお勧めです。

ただ大規模調査なので、患者さん達がどのような方法でコーヒーを飲んでいたかが触れられていません。
つまりドリップコーヒーなのか、エスプレッソ&牛乳たっぷりコーヒーなのか。海外の研究なので缶コーヒーは殆ど無いとは思いますが、コーヒーの種類が気になります。

私はコーヒー自体は乳がんのリスクを減らすと考えていますが、ミルクや豆乳たっぷり、砂糖たっぷりのコーヒーを1日に何杯も飲むことに関しては黄信号だと思っています。
これについては賛否両論あるかと思いますが、疑わしいものは避けたいので・・・

とりあえず友人には「コーヒー主体になるように、ミルク少なめ、砂糖はできるだけ入れないで」とアドバイスしました。
彼女は砂糖不要なので、いつも飲んでいる豆乳ラテをブラックにしてみるそうです。

次回「乳がんとコーヒー その2」では、乳がんの種類とコーヒーのミルクについてお話ししたいと思います。

引用元:
Caffeine & Breast Cancer: Does It Increase the Risk?
ソイラテ 調整・無調整と大豆イソフラボンについて

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2015年9月24日 (木)

コーヒー豆の害虫の秘密

今回は、コーヒー豆の天敵である害虫(スペイン語名:ブロッカ・Broca、英語名:コーヒーベリーボーラー・Coffee Berry Borer)についてお話ししたいと思います。


cafe 害虫ブロッカの生息地

現在、ネパールとパプアニューギニア以外の全てのコーヒー生産国で生息していると言われるブロッカ。
この2~3mmの小さな害虫のおかげで、世界中でどれだけの経済的な損失と農薬による環境汚染が広まったのか・・・計り知れません。

私が2008年にハワイ島コナへ行ったときには、まだブロッカは上陸していませんでした。しかし、現在は残念ながら生息地となっています。
当時、ハワイコナ農園主が「コナではどこの農園も、農薬は不要」と言っていたのが遠い昔のことのようです。

ところで、なぜブロッカは強いコーヒー豆のカフェインにも負けずに繁殖を続ける事ができるのでしょうか?
実はブロッカ以外の虫は、カフェインが強すぎてコーヒー豆の中で成長することができません。
この「カフェインに負けない理由」が、最近の研究から明らかになりました。


cafe コーヒー豆のカフェインに負けない虫の秘密

The Lawrence Barkeley国立研究所の Javier Ceja-Navarro が、ブロッカの腸内に「カフェインを無毒化する細菌」が存在することを発見しました。
この細菌のおかげで、ブロッカはカフェインを分解することができるという訳です。

これは、抗生物質をブロッカに投与して腸内細菌を殺した際に、そのブロッカがカフェインを分解できなくなったことから判明しました。
カフェインを分解できないブロッカは、生き残っても繁殖することが出来なかったということです。

さて、今回の発見から各国のブロッカ対策はどのように変わっていくのでしょうか?
「抗生物質をコーヒー農園で大量に蒔く」・・・という恐ろしいこと(※)が起こらないと良いのですが・・・。

※細菌感染症から人類を救った抗生物質は、現在の医療等ではその使用量が度を超しているために、抗生剤の耐性菌を生み出し、また使用過多による体内の有益菌までも死滅させることがあると言われています。


上記レポートの参照元については、秘蔵!コーヒー豆知識のページからご覧下さい。

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2015年7月31日 (金)

タバコとコーヒーとアディポネクチン

前回の「コーヒー豆知識」のカテゴリーで、「長寿ブレンドの作り方」についてお話ししましたね。
その中で、成人病予防の観点から「コーヒー成分が最も効果的に摂取できるようなブレンド」の作り方についてお話しをしました。
今回は、「タバコとコーヒーの関係」についてお話ししたいと思います。


cafe タバコを吸う→コーヒー好き?

「タバコを吸う方にコーヒー好きが多い」という話は、開店当初からよく聞きます。
理由は「コーヒーがあると、よりタバコが美味しく感じられるから」、「タバコを吸うと嫌な後味が残るけど、コーヒーを飲めば口がサッパリするから」等々。

また、コーヒーにはリラックス&ストレス解消効果があるので、ちょうど一服するには最適な組み合わせのかも知れませんね。
私はタバコを吸わないので、よく分からないのですが・・・


あと、お客様のお好みのコーヒーを伺って気付いたのは、タバコ好きな方は「深煎りの苦いコーヒーが好き!」という傾向があるということ。
もちろん「浅煎り好き」なヘビースモーカーの方もいたので一概には言えませんが、ギフト贈答先の方がタバコを吸う場合は、とりあえず「一番深煎り」をお勧めするようにしています。


cafe 喫煙によるアディポネクチンの低下をコーヒーで補う

さて、以前お話しした「アディポネクチン」について、覚えていますか?
「超善玉ホルモン」とも呼ばれていて、血中濃度が高くなると成人病にかかりにくいというお話しでしたね。
そして、コーヒーにはアディポネクチンを増やす働きがありコーヒーを飲む量が多いほど血中アディポネクチンも多くなる傾向がありました。

一方最近の研究で、タバコを吸うと血中アディポネクチンが低下し、一日に吸う本数が多いほど血中濃度が低くなる傾向があることが分かりました。また女性よりも男性の方が血中アディポネクチンが低いため、「喫煙する男性」は要注意と言えます。
※禁煙すると、血中アディポネクチン濃度が回復し、20年以上禁煙を続ければ初めから吸わない人と同程度に戻るそうです。

ということは・・・
喫煙する人は、「減ったアディポネクチンを増やすためにコーヒーを飲みたくなるのかも?」と勝手に想像してみました。
健康を維持するために、自然と体が必要なものを欲することはよくあることですので。

例えば、お酒を飲んだ後にコーヒーを飲みたくなるのも、コーヒーによってアルコールが分解される効果が期待できるからでは、という考察をしたことがありましたね。
※コーヒーに含まれるカフェインには、肝臓でのアルコール分解を促す働きがあり、さらに利尿作用もあるので、アルコール分解後の老廃物も体外へ排出されやすくなります。

もちろん、健康のためにはタバコを吸わないのが一番良いかと思います。
タバコを吸う方は、くれぐれもお体にお気を付け下さい。

【本レポートの参照元】については、秘蔵コーヒー豆知識のページ一番下からご覧下さい。

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長寿ブレンドを作ろう!

以前コーヒー豆知識のカテゴリーで、「コーヒーでアディポネクチンを増やす!」についてお話ししましたね。
その中で、コーヒー摂取量が増えるとアディポネクチンも増え、中性脂肪と炎症反応の減少、肝機能マーカーの減少をもたらす可能性がある・・・というお話しをしました。
今回は、「長寿ブレンドの作り方」についてご紹介したいと思います。


cafe コーヒーの成人病予防効果について再確認!

まずは最近注目されている成人病予防効果が期待できる成分について、サッと復習してみましょう。

(1) 浅煎りであるほど含まれる有効成分(深煎りには含まれない): クロロゲン酸
・・・抗酸化作用(老化防止)、2型糖尿病の予防など

(2) 深煎りであるほど含まれる有効成分(浅煎りには含まれない): ニコチン酸(タバコと無関係)
・・・心筋梗塞や脳梗塞の予防など

(3) どちらの焙煎でも含まれる有効成分: カフェイン
・・・パーキンソン病や2型糖尿病の予防など。他成分との相乗効果アリ。

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他にも香りの成分など色々あるかと思いますが、とりあえず予防効果が評価されている代表的なものを書いてみました。

上記から、一番効果的にコーヒーを摂取するなら・・・
やはり「浅煎り&深煎りのブレンドが一番!」ではないかと考えました。

配合は、まず半分半分(50%ずつ)がお勧めです。そこから、もっと苦みを減らしたい(増やしたい)というお好みに合わせて微調整してみても良いですね。
※深煎りが多いと苦みが増えます。

もし予防したい病気が限定されているなら、それに合わせればOKです。
例えば脳梗塞などの血管に関する病気だったら深煎りの方を多くするのも良いですし、老化防止に期待したいなら浅煎り多くしてみてはいかがでしょうか。


cafe 長寿ブレンドを作るときの注意点

焙煎が浅すぎると、コーヒーの香りが無く酸味の強い(一般的に流通しているアラビカ種の場合)味わいになり、刺激も強く胃痛の原因にもなります。

また焙煎が深すぎると、炭のようにカラカラになりコーヒー本来の香りは消えて炭臭くなってしまいます。
いくら成分を追求しても、コーヒーの豊かな香りと味わいが無くなってしまったら勿体ないですね。

だから配合する際は、「コーヒーを楽しめる焙煎加減の範囲内でブレンド」するようにしましょう。
せっかくのコーヒーを「不味い!」と言いながら無理してガブガブ飲むよりも、「美味しい~!」と言いながら最高の一杯を飲む方が、ストレス解消効果も期待できますね。

なお「そういう細かいことを考えるのが面倒!」
「とにかく美味しい長寿ブレンドを楽しみたい!」

・・・と言う方は、当店の「有機(無農薬)栽培 長寿ブレンド」がお勧めです!
「成人病予防効果を追求、かつ香り豊かに美味しく仕上げること」をテーマに、丁寧に焙煎・配合しました。
よろしかったらお試し下さい。

※すでに持病がある方、お薬を飲んでいる方は、必ず担当の医師にコーヒーを飲んでも大丈夫か相談しましょう。
現在服用している薬との相性もありますので、くれぐれもご注意下さい。

【本レポートの参照元】については、秘蔵!コーヒー豆知識のページ(一番下)からご覧下さい。

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2015年3月27日 (金)

コーヒーでアディポネクチンを増やす!

以前、「コーヒーで善玉コレステロールを増やす」についてお話ししましたね。
その中で、コーヒーに含まれる「ニコチン酸」(タバコとは無関係です)によって善玉コレステロールが上昇する理由が解明されつつある、というお話をしました。
今日は、「アディポネクチン」というホルモンとコーヒーの関係についてお話ししたいと思います。

cafe アディポネクチンとは?

アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモンで血中に豊富に存在しています。
別名「超善玉ホルモン」とも呼ばれ、下記のような特徴があります。

1) 内臓脂肪が増えると、アディポネクチン血中濃度が低くなる。
   →アディポネクチンの減少は、メタボリックシンドロームと深く関係。

2) アディポネクチン血中濃度が低いと、将来の2型糖尿病発症リスクが高くなる傾向。

3) アディポネクチン血中濃度が低いと、高脂血症(脂質異常症)や心筋梗塞の発症との関連も指摘。

4) 女性より男性の方が、アディポネクチン濃度が低い傾向。
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アディポネクチンという言葉自体が分かりにくいかも知れませんね。
とりあえず、「アディポネクチンの血中濃度が、高いと安心。低いと心配。」という解釈で大丈夫だと思います。

しかし、脂肪細胞から分泌されるホルモンなのに「脂肪が増えると(肥満になると)減る」というのは変な感じですね。
あと、逆に脂肪が少なすぎても減るそうです。
つまり、太りすぎ&痩せすぎだと、アディポネクチンが減ってしまうということですね。


cafe コーヒーを飲むとアディポネクチンが増える!

最近の研究で、アディポネクチン血中濃度はコーヒー摂取量に伴って増加することが分かりました。
また、全身の炎症の指標である高感度CRP、中性脂肪、肝機能マーカーは、コーヒー摂取量が増えると、それぞれ減少することが分かりました。

つまり、コーヒー摂取量が増えるとアディポネクチンも増え、それを介して中性脂肪と炎症反応の減少、肝機能マーカーの減少をもたらす可能性を示したことになります。

コーヒーが2型糖尿病や高脂血症、心筋梗塞等の予防になることについて、以前からお話ししていますね。
その研究結果が、このアディポネクチンと関係しているのか、それともまた他に要因があるのか?
私の勉強不足のせいかも知れませんが、未だに不明です。
また何か情報がありましたら、お知らせしたいと思います。


cafe コーヒーの摂取量について

なお、「コーヒー摂取量が増えるとアディポネクチン増える」・・・についてですが、
飲めば飲むほど良いか?については不明です。
この研究では、「一日4杯以上飲む人」が一番良い結果が出ていますが、それが4杯なのか5杯なのか、それとも10杯なのかは分かりません。

あと、この研究では最後に「因果関係を証明するには、さらなる研究が必要」とし、「現時点では無理してコーヒーを飲む量を増やす必要は無い」と言っています。
でも「コーヒーを飲みながらほっと一息つく時間をとるのは、心身共に良い効果が期待できる」と。

私も同感です。
コーヒーは無理して飲んでも美味しくありませんね。
飲みたい時に美味しいコーヒーを飲んで、一息つく。この幸福感が一番大切ではないでしょうか。

ところで、男性よりも女性の方が、アディポネクチンの血中濃度が高いのは興味深いですね。
「だから女性の方が平均寿命が長いのかな??」とちょっと思ったり。
男性方も、美味しいコーヒーを飲んでリラックス♪ついでにアディポネクチンを増やす・・・っていうのはいかがでしょう?

※すでに持病がある方、お薬を飲んでいる方は、必ず担当の医師にコーヒーを飲んでも大丈夫か相談しましょう。現在服用している薬との相性もありますので、くれぐれもご注意下さい。

※本レポートの参照元は、秘蔵コーヒー豆知識のページ下部からご覧下さい。


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2014年6月23日 (月)

コーヒーで善玉コレステロールを増やす

前回は、「心筋梗塞・脳梗塞予防にコーヒー」についてお話ししましたね。

その中でコーヒーに含まれる「ニコチン酸」(タバコとは無関係です)は心筋梗塞や脳梗塞の予防効果が期待できること、深煎りコーヒー豆に多く含まれることを紹介しました。
今日は、その「ニコチン酸」がどう作用して動脈硬化の予防のになるのか?をお話ししたいと思います。

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cafe 悪玉コレステロール vs 善玉コレステロール

悪玉(LDL)コレステロールは、細胞内に取り込まれなかった余剰なコレステロールを血管内に放置し、動脈硬化を引き起こす原因となります。
動脈硬化をによって起きる代表的な病気は、前回お話しした心筋梗塞や脳梗塞の他に狭心症や閉塞性動脈硬化症、高脂血症などがあります。

一方、善玉(HDL)コレステロールは、血管内壁にへばりついて動脈硬化を引き起こすコレステロールを引き抜いて、肝臓まで運ぶ働きをしています。
つまり、動脈硬化を防ぐには善玉コレステロールの割合を増やすのがとても大事ということですね。
でも、どうしたら善玉コレステロールが増えるのでしょう?


cafe ニコチン酸の効果

実は、ニコチン酸は古くから中性脂肪を低下させ善玉コレステロールを上昇させる薬として使われてきました。
さらに最近の研究で、ニコチン酸は、善玉コレステロールが動脈硬化を引き起こすコレステロールを引き抜く時のカギとなる分子の発現を増やすことが報告されています。

つまり、ニコチン酸によって善玉コレステロールが上昇する理由が解明されつつあるということですね。
もしニコチン酸を薬として摂るほどでもないけど、予防はしたい・・・それなら、やはりコーヒーがお勧めです!


cafe コーヒーを飲むときの注意点

前回もお話ししましたが、ニコチン酸が多く含まれるコーヒーは「深煎り豆」になります。深煎り豆は比較的長く焙煎した豆で、苦みとコクが強いのが特徴。アイスコーヒーや、エスプレッソ、カフェオレにもピッタリで、ミルクとの相性も抜群です。

ただ、苦いから~と砂糖や高脂肪クリームを沢山入れるのはお勧めではありません
特に生活習慣病から来る病気が心配の場合は、できるだけ高カロリーのものを入れるのは控えた方が良いと思います。
コーヒーのニコチン酸が頑張って中性脂肪を低下させ、善玉コレステロールを増やしたとしても、それが肥満につながっては勿体ないので・・・。

お客様から「外出先で、美味しく無いコーヒーに当たった時は、クリームと砂糖を沢山入れて味を誤魔化す」という話をよく聞きます。
逆に言うと、新鮮で美味しいコーヒーだったら沢山味付けする必要も無いですね。

美味しいコーヒーなら、ストレス解消にもなり一石二鳥。
癒しのコーヒータイムがそのまま病気予防になるなら、嬉しいですね。


なお、すでに持病がある方は、必ず担当の医師にコーヒーを飲んでも大丈夫か相談しましょう。
現在服用している薬との相性もありますので、くれぐれもご注意下さい。

本レポートの参照元は、秘蔵コーヒー豆知識のページ(下記リンク一番下)
からご覧下さい。
http://www.kimameya.co.jp/mame/cholesterol.html

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