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2008年12月21日 (日)

喘息(ぜんそく)とコーヒー

○昔コーヒーは喘息の薬だった
コーヒーは昔、喘息(予防)の薬だったことがありました。
これはコーヒーの「カフェイン」に、炎症を鎮めて気管支の緊張を和らげる働きがるためではないかと言われています。
しかし60年ほど前に、より効果が強い「テオフィリン」が開発され、製薬会社は「カフェイン」の研究を止めてしまいました。
#コーヒーだと、製薬会社が儲からないから・・・という説もアリ。

化学式でみると「カフェイン」と「テオフィリン」はとても似ていて、作用も似ています。
「カフェイン」は弱い効果で副作用も出ないのに対し、「テオフィリン」は強い効果で副作用も出てきます。
その副作用が、よく似た「カフェイン」の影響でどのように出てくるか分からないので、「テオフィリンを含む薬を飲んでいる人は、コーヒーを控えましょう」と言う医師が多いようです。
また「カフェイン自体が刺激になって、喘息を誘発する」と言う意見もあります。
一方、医師によっては、特にコーヒーを制限しない場合もあります。

「テオフィリン」に多い副作用は、悪心・嘔吐などの胃腸症状や、興奮・食欲不振・下痢・不眠などが挙げられます。
また血中濃度が高いと、頻脈や不整脈などの心臓への影響、そして近年「テオフィリン関連痙攣(けいれん)」と呼ばれる乳幼児の痙攣が問題になりました。
そのため現在では、乳幼児にはできるだけ「テオフィリン」に替わる薬剤を処方するようになっています。

<参考>
小児気管支喘息の薬物療法における適正使用ガイドライン

○コーヒーと付き合うには
まず、かかりつけの医師に「テオフィリンの副作用が心配だから、コーヒーはダメ!」と言われてしまった場合は、素直に従いましょう。
また喘息発作を考えると、自己判断で薬を止めてしまうのは大変危険です。「テオフィリン」の代替薬を考える場合も、必ずかかりつけの医師と相談して下さい。

もし医師の指導のもと、喘息の薬を飲む必要が無くなったら・・・
医食同源(薬食同源)の実践で、コーヒーを飲むのも一つの方法かも知れません。
とりあえずコーヒーとは、「喘息の予防には良いけど、発病したら医師と相談」という形でお付き合いするのが良さそうですね。


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